SUPER EXHIBITION Next DeimensioN vs HANZOKU RESULT
2013年3月17日。AGCタイトルホルダーである日本トップチーム「Next DimensioN」と、MLGやAGL等の米国プロリーグで活躍を続けるメンバーで構成されたプロチーム「HANZOKU」が両者公認の下で行ったエキジビションマッチのRESULTです。K/Dやアシスト等の数字に目が行きがちですが、彼等の闘いの全ては個人の成績では無くチームの勝利の為のもの。数字には表れない立ち回りや戦略の中にこそ、このリザルトは見るべき所があります。今回のリザルトはチームNext DimensioNのプレイヤーからの感想も交えていますので、ぜひ彼等の声に耳を傾けながらリプレイを見てみて下さい。この試合で彼等がプロのプレイヤー達を相手にどのような事を感じていたのか?その一部を体感できるはずです。ZEPHYR:CTF戦は初戦だったので、まずは慎重な立ち上がりをと思ったのですが、彼等(HANZOKU)の勢いが凄くて・・あれは驚きました。本当に一瞬で押されてそのまま持っていかれてしまった。自分としては何も出来ないままに終わったというのが正直な感想ですね。
halomom : リスポーンコントロールやポジショニング等が常にしっかり管理されてしまっていて、前に敵が見えた瞬間にはもう後ろにもう一人が回り込んで来ている状態。本当に展開が速過ぎてきつかったです。途中コールアウトが途切れたのは、飲まれて声が出なかったのではなくて、余りにも早い展開にコールすらついていけなかったというのがホントのところ。プロ同士での試合も負けている側はコールが止まってしまう時があるのですが、アレはこういう事なんだと。悔しいですけど実感してしまいました。
VEXATION: ゲームに対する理解度の差が一番大きかったです。勝利へのセオリーが出来ていて、まぁ当然それは自分達にもあったんですけど、それを実践できるだけの実力に違いがありました。本当に悔しいけど、これはチームとしての実力差がはっきり出た試合だったと思います。
VEXATION: これは自分だけじゃないと思うけど・・・・正直エイムや1v1の状況で向き合った時の個々の実力については、それ程の差は感じられなかったです!でも、だからこそ逆にチームショットの量や、個々ではないチームとしての位置取り、1人ではなく4人をトータルで見た時の立ち回りとか位置関係の差、言ってしまえば「チーム」としての実力差を余計に感じました。ただ、このスレイヤー戦は本来はもっともっと良い勝負になっていたはず。回線の差については良い訳に聞こえてしまうし、試合前のラグチェック時から自分達の置かれた状況がはっきりわかっていたので自分もNDの皆も何も言いませんが、リプレイを見てもらえればどういう意味かはわかってもらえると思います。本当に悔しい一戦!
ZEPHYR: エイミングとかはこの辺になるとそう大きな差は出てこない。差があるとすれば、自分のベストの状態を如何に試合に合わせて持ってこれるかとか、試合中維持できるかの違いなんです。けどホントにその辺の差は無いと思いました。このラウンドはどちらかというとND側が圧していると感じていましたので、その辺は予想外というか・・まぁ、負けたんですけどね 笑
ZEPHYR: 広いマップだったのでラグの差もHAVENより大きかったですね。当然僕等はそれに合わせてずらして撃つんですけど、実力が上の相手にこの状況は苦しかった。前日の練習で一番調子が良かったのがこのエクストラクションだったんですけど、それは勝つ為のセオリーに対する理解度が低くても勝てる相手だったというだけで、プロは当然その点はしっかり押さえてきますから、そういった相手に練習できる環境が無いとこれからも厳しいかな?とは思います。
halomom: 個々のチカラは大前提としてあるけど、それらをより生かすチームのチカラの差が今はハッキリとあって、それが最も求められるオブジェクティブになるとスレイヤー戦よりも差が明確になってしまう。オブジェクトに対する状況判断力も見るべき所は多いですね。
BaRkuN: でも一番大事なのは、日本の普通のプレイヤーが努力してここまで来れたって事!憧れていたMLGプロにライバルとして認められたのは本当に嬉しい事だし、これからも自分達があきらめない限り、きっと次のチャンスもあると信じています!だから、応援してくれた皆の声に応える為にも、次は何としてもリベンジして日本のファン全員の勝利にしたいですね!
Next DimensioN vs HANZOKU
これまで幾度となく国内トッププレイヤーの間で話題となり、時には憧れの対象として語られてきた米国MLGのプロチームの存在。 日本で活躍を続けるプレイヤー達にとっては大きすぎる目標のように思えていた、彼等プロとの偶然の対戦ではない公認の試合。日本でHALOシリーズが発売されてから10年が過ぎ、間もなく11年目を迎えようとするこのタイミングで刻まれた歴史的な一歩は、彼等の、そして高みを目指す日本のプレイヤー全員にとっての新たな挑戦の始まりでもあったと思います。同時に、予想を遥かに上回ったプロチームHANZOKUの強さは、これまでNext DimensioNの活躍を見てきたファン、更には対戦を通して彼等のチカラを体感してきた日本のトッププレイヤー達にとっては衝撃的だった事でしょう。ただ、これで私達とチームNext DimensioNは、自分達の本当のスタートラインがどこにあったのかを知る事が出来ました。そして、この新たな挑戦はここから始まってゆくのです。更なる10年後にこの結果を見返した時、私達は何を思うのか?この記念すべき一戦を笑いながら振り返る事ができるように、今はひたすら前へと進んでゆくだけです。チーム HANZOKUはHalo Kitkatzを通してこうコメントしています。「Round2は日本で行われるだろう」と。この言葉が現実となる事を願い、 AGCはこれからも日本のHaloアスリートプレイヤーをサポートしていきたいと思います。また、今イベントに際しご協力下さった方々と、応援して頂いた全ての日本のプレイヤーの皆様に、この場を借りて心から感謝を致します。ありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。2013.03.24 JAGL Round4 AGC スタッフ一同